成人式の思い出

今日は20歳の皆さんに年上の有名人や文化人が「新成人、おめでとうございます」と式典やテレビ、SNSで言う日ですね。

 

わたくしが20歳のときは、成人式、でませんでした。

 

というのも地元に帰るのが嫌で、孤独感や疎外感にあてられたり同級生の近況と自分を重ね合わせるのがしんどくて、帰らずにバイトを入れていた。16年前の今日の社員との会話は以下の通り

 

社員「お前今日、成人式じゃないの?!なんで仕事出てるんだよ!」

俺「うえっへっへ…サーセン。」

 

鮮明に覚えている。今みても気持ちがわるい。

 

今だから、思う。

 

出ておけばよかった。

 

35をすぎた今、改めてそう思う。

 

この後悔は何も「思い出だから」ではない。「成人式に出ないことで、他の人間とはちょっと違う感があってなんかいいよね」という斜に構えた気持ちが、当時あったことを深く恥ずかしく思い、悔いている。

 

俺から言えることはただひとつ。

「成人式には行きな」

です。

 

同窓会は行かなくていい。隠れるようにでいい。少なからず出るだけで、歳を重ねたときにこっぱずかしい思いをしなくて済む。そして何より、出てみて「案の定つまんねぇな。くだらねえな」と思えただけで、その話で1つエピソードトークができるから。

 

側から見て憶測で物事を語るのと、実際に体験したことを語るのは大きく違う。「これはどうせ、こういうことなんだろうな」が先行して、何もしてないのに口だけ達者…なんて若者はざらにいる。もちろん、自分の射程距離の世界しか見ることができないんだから、そういう思考になるのは当たり前で責めたり批判したりしたいわけではない。一番言いたいことは「一回飛び込んでみて経験してから、同じことを言ってくれよな」ということ。

 

成人式に出席していたらもしかしたら今よりもFacebookは同級生でいっぱいでフィードするごとに同級生から無機質な「いいね」がもらえたのかなと思うと、そのパラレルワールドに行ってみたくなる。いや、行きたくないか。でも、成人式はいったほうがいいと思う。これは本心。

 

成人式とゴルフは、経験してみたほうがいいかもしれないの2大巨頭です。